世界に一つだけのTシャツ
2005年 11月 02日
伝統的工芸品産業振興協会の補助を受けて実施されている事業で、伝統的な泥染め技法を学びます。
奄美の土は鉄分を多く含んでいます。これがお母さん泣かせ。体育服についたら落ちない。
でも、この厄介な鉄分も紬の製造には欠かせない大切な宝です。渋い泥大島ができるのはこの泥のおかげ。(本場奄美大島紬についてはぜひ本場奄美大島紬組合のホームページへ)

ゴミ袋スタイルで体験スタート。
時には100名を超す人数のときもあるけれど、今日は少人数で和気あいあい。

湯通しをしたTシャツをテーチ木(車輪梅)の煮汁で揉みこみ→石灰液につけて揉み→
テーチ木→石灰を10回繰り返し。(ホントの工程はもっともっとたくさん)



みんなで大騒ぎ。先生も楽しそう。


泥を揉み込み、洗いを繰り返すうちに色が変化。だんだん真剣になってきたよ。
でも必ず泳ぐ子はいるんだなぁー。
誰?替えの服を忘れたのは・・?


みんなが泥田へ行っているうちに作業棟へ。
次の作業のためのテーチ木が届きました。伐採して乾燥させたテーチ木はこの釜で16時間煮出すそうです。液は赤褐色。届いたばかりのテーチ木はほんのり甘い香りでした。

最後の仕上げ。
ゴムを取るのがまた大変。どんな模様が出るのかな。


出来ました。世界に一つだけのTシャツ。いい顔してるぅ。
by なりむち
by amamikankoubussan | 2005-11-02 17:42 | 体験いろいろ